悪質ホストのひどい手口を紹介「マッチングアプリで集客。しかもマニュアル化されてる」

　歌舞伎町の社会学を研究する現役慶大生で、自身もホストクラブで大金を使った経験を持つ佐々木氏。「15歳の時に家出して初めて歌舞伎町に行った。18歳になってホストクラブに初めて行って、現在進行形で通ってます」と語った。

　「1週間バイトしたらやっと1回会いに行ける。最初は会うためだけになんでこんなにお金払わなきゃいけないんだろう…って思ってたけど、バイト代貯めて使って、ちやほやしてくれる時がやっぱり楽しくて」とホストクラブにハマった理由を話した。

　「あと、店の外は基本、全額ホストが出してくれる。例えば、私がお店で10万円使ったら、イケメンの男の子が高級ディナー予約してくれて、行きも帰りもタクシーで送ってくれる。これってお得じゃないですか？って私は思っちゃう」とも打ち明けた。

　ただ、一方で悪質なホストのやり口には苦言を呈した。「最近、マッチングアプリで集客しているホストがいる」と指摘。「アプリでマッチして実際に会って、付き合おうとなる。その後で“俺、ホストなんだけど。彼女としてお店に来てくれない？好きだったら俺の仕事も応援してよ”と言う手法」だといい、「お店では“この子、一番大事な女の子”と紹介するけど、そんな子が5人くらいいたりする」と説明した。

　「入り口がホストクラブだったら、“好きだよ”や“かわいいね”もリップサービスだと分かる。でも、（マッチングアプリがきっかけの場合）ただの男と女として出会ってるので（本気の恋だと勘違いする）。しかもこれがマニュアル化されてるのが極めて悪質」と語った。